2010年に総務省と携帯メーカーが合意!『SIMフリー』とは?

携帯電話の番号を記録した『SIMカード』。
以前は、SIMカードと端末が同じメーカーでないと使えませんでしたが、最近ではロックを解除できるようになりました。ここでは、SIMカードとSIMフリーに関するニュースについてご紹介します。



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電話番号を特定する、固有のIDが記録されているカード

SIMカードとは、GSMやW-CDMAなどと呼ばれる方式の携帯電話で使われているICカードのことです。このカードには電話番号を特定するための固有のID番号が記録されています。

クレジットカードサイズのものから、ICチップが入った部分を切り離して利用します。

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SIMカードには電話番号の情報が記録されているため、このカードを抜き差しすることで電話番号をほかの携帯電話に移したり、ひとつの端末で複数の電話番号を切り替えて使用したりするのが可能です。

ただし、SIMカードは頻繁に抜き差しすることは想定されていません。そのため抜き差しの前に確実にSIMカードを切るために、多くの端末では電池パックを取り出さないとSIMカードの抜き差しができません。


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各キャリアで異なる、『SIMフリー』をめぐる動き

SIMロックとは、電話機側に施された特定のSIMカード以外の利用を制限する機能です。日本の携帯電話はほかのキャリアのSIMカードを差しても使用できないようにすることが多いです。

そして、このロックがされていないことを『SIMフリー』と呼びます。日本においては、2010年4月2日に総務省がキャリアやメーカーとSIMロックを解除することについて基本合意をしました。

続いては、これに関する3大キャリアの動きについてお伝えします。

NTTドコモでは、2011年4月以降に発売された電話機にこの機能を搭載しました。そして、希望者はショップにて有償でロックを解除することができるようになりました。

また、au端末はほかの2社とは違うSIMロックの方式を取っていて、たとえauのカードであっても、最初に起動したカード以外は受け付けないというものでした。しかし2010年冬モデル以降の機種では廃止され、他キャリアと同じ方式を取るようになりました。

また、softbankでも2011年8月以降に発売された機種の一部で、ドコモと同じく有償でSIMロックを解除する対応を行うようになりました。


海外のSIMカード事情は?

続いては、日本国外に目を向けてみましょう。SIMロックは日本国外では実施している国としていない国のどちらもありますが、期間限定でロックをしている国もあります。

フランスやデンマークでは購入から6ヶ月、イタリアでは18ヶ月はSIMロックを実施することができ、それ以降は解除するという政策が取られています。また、フィンランドでは電子身分証明書として使用する動きもあります。






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