メニュー誤表示問題で揺れる、宝塚ホテル

食材偽装

2013年10月、宝塚ホテルを含む系列のホテルで食材の誤表示があったと判明しました。ここでは宝塚ホテルの歴史や設備について少し触れつつ、ニュースで注目の問題について解説します!


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観劇や観光に便利!宝塚ホテルのプロフィール

宝塚ホテルは1926年に創業した伝統あるホテルで、阪急阪神第一ホテルグループの系列に属しています。美しい自然をたたえた六甲のふもとにあり、静寂な雰囲気の中に建っています。

館内は大正ロマンが漂う雰囲気で、近隣には神社仏閣や自然も多く癒しや散策に最適な立地です。電車で約30分と便利なので、大阪や神戸への観光客にも人気です。

また、宝塚大劇場オフィシャルホテルになっていて、宝塚歌劇関連のプランや館内装飾も見逃せません。

続いては、館内の設備についてご紹介します。客室は129室あり、154台収容可能な駐車場もあります。結婚式が挙げられるチャペルのほかに、会議室、ベーカリーショップ、フィットネスクラブなど設備が充実しています。

また、バリアフリーにも対応しているので、体が不自由な方でも安心して宿泊することができます。



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メニューの誤表示が全国的に問題に!

宝塚ホテルといえば、先月に判明したメニュー誤表示問題を思い出す方も多いと思います。宴会場やバー、バイキングレストランなどにおいてメニューの表記と実物が異なっていました。

たとえば、『フレッシュオレンジジュース』はストレートジュースを提供し、『柔らか牛肉の鉄板焼き』には牛脂注入牛肉が使われていましたが、その旨が明記されていませんでした。

また、冷凍魚を『鮮魚』、既製品を『手捏ねハンバーグ』などと表記をしていました。



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全国に広がる誤表示問題!法的な問題点は?

阪急阪神ホテルズでの食材の誤表示に端を発したこの問題は、瞬く間に全国へと影響が広がり、ホテル業界全体の問題になりました。この原因について阪急阪神ホテルズは『景品表示法やJAS法への理解不足』と説明しましたが、果たして今回の件は法的にはどのような問題があったのでしょうか。

食品をめぐる表示のあり方については農林物質の規格規定の『JAS法』や公衆衛生のための『食品衛生法』などの法律によって厳しい管理がなされています。

今回のような誤表示に関しては、『景品表示法』の『不当表示』に当たります。不当表示とは商品の品質などについて一般消費者に対し、実物よりも『著しく優良』であると示し、『不当に顧客を誘引』するものとされています。

しかし、食材の場合は判断が微妙なケースがあることから、どこまで厳密に表記するかはケースバイケースなのだそうです。また、不当表示に該当するからといって、直ちに契約が無効になるわけではありません。

宝塚ホテルなどの阪急阪神ホテルズについては、利用客から状況を聞いた上で返金に応じると表明しています。しかし、返金に応じないホテルもあり、対応はまちまちになっています。消費者の信頼を取り戻すのは、まだ先になりそうです。



阪急阪神ホテルズでメニューの虚偽表記 ホテル側が会見で謝罪(13/10/22)


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