ファン投票が特徴!競馬レース『有馬記念』とは?

2013年12月22日、千葉県の中山競馬場にて『第58回有馬記念』が開催されます!
ここでは、有馬記念の生い立ちやファン投票についてご紹介します。



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中山競馬場を盛り上げようと計画

有馬記念とは、日本中央競馬会(JRA)が千葉県にある中山競馬場の芝内回り2500メートルで施行する、中央競馬の重賞(GI)競争です。

1955年まで、年末の中山競馬では『中山大障害』と呼ばれるレースが看板競争でした。

しかし、東京競馬場で行われていた『東京優駿(日本ダービー)』と比べて、華やかさにかけるといわれていました。

そこで、当時の日本中央競馬会理事長を務めていた有馬頼寧が、中山競馬場で行う大レースを計画しました。

しかも、『ファンがより親近感を持てるように』とファン投票により出走馬を選ぶ方式を採用し、1956年12月23日に『第1回中山グランプリ』として開催されました。

当時は、競馬のオールスターレースは他の国でも類を見ない、画期的な選抜方法でした。

しかし、第1回の開催を終えて間もなく提唱者の有馬が急逝し、第2回からは『有馬記念(グランプリ)』という名称が使われることになりました。

日本の公営競技において、提唱者の名前がレース名になったのは、これが初めてでした。

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ファン投票1位でも、出走しないケースも…

有馬記念は、サラブレッド系で3歳以上のファン投票及びJRAに選出されたJRA所属馬、出走登録した最大6頭までの外国馬、出走登録してJRAに選定された地方馬のみ出走が可能です。

ファン投票は競馬場やウインズで配布される公式投票用紙や市販のはがき、インターネットから可能です。

ただし、1名につき1媒体1通限りであり、複数枚投票した場合や、郵送の際に印刷やゴム印を使用すると無効になります。

今までの歴史を振り返ると、ファン投票1位でありながら、出走しなかった例は5回あります。

その理由は故障や病気、休養の必要があることなどでした。また、2004年の投票では、地方競馬所属のため投票の対象外であるコスモバルクに大量の無効票が投じられました。

不完全な集計でありながらも、この年の投票1位の馬よりも支持率が上だったそうです。


開催まであと少し!第58回有馬記念

最後に、2013年の有馬記念について少しご紹介します。今年は12月22日(日)に行われます。

ファン投票は11月16日から12月1日までの期間で10頭まで選択することができ、28日に発表された第2回中間発表においては、オルフェーヴルが首位、2位がキズナ、3位がゴールドシップという結果でした。

12月5日には最終結果が発表されます。ちなみに、オルフェーヴルは2011年の第56回で、ゴールドシップは2012年の第57回において優勝を果たしています。

2013年の有馬記念はどんなドラマがあるのか、競馬ファンでなくとも多くの人の注目が集まっています!





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