河津桜まつり 今年の開花とイベントは?

卒業式や入学式には桜がつきものですね。
しかし、桜の品種の中にはこれよりも早く咲くものがあります。

静岡県河津町で発見された『河津桜』は、1月下旬から2月にかけて開花します。

河津桜のルーツであるこの町では、毎年1ヶ月くらいかけて『河津桜まつり』が開催されています。

ここでは、2014年のまつりの情報をたっぷりとお届けしたいと思います!

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河津町で原木が見つかったので『河津桜』と命名

『河津桜(かわづざくら)』は日本にある桜のひとつであり、『オオシマザクラ』と『カンヒザクラ』の自然交雑種であると考えられています。

卒業や入学シーズンを彩る『ソメイヨシノ』などとは異なり、1月下旬から2月にかけて開花するのが特徴です。
花の色は桃色ないし薄紅色であり、ソメイヨシノよりも桃色が濃く、花期が1ヶ月と長くなっています。

河津桜のルーツは1955年です。飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町で原木を偶然発見したことがきっかけでした。
当初は発見者の飯田の屋号から『小峰桜』と地元で呼ばれていましたが、その後の学術調査で新種と判明し、1974年に『河津桜』と命名されました

。そして、その翌年には河津町の木に指定されました。毎年2月10日前後から3月10日前後にかけて『河津桜まつり』が開催されています。

この催しが始まったのは1981年であり、河津駅近辺の河口から河津川に沿って『河津桜並木』が約3km続きます。夜にはライトアップされ、毎年多くの観光客を集めています。

また、寒波などの影響で開花が遅れ、河津桜まつり閉幕後も河津桜が楽しめる年もあります。
そういった場合は河津町観光協会の判断により、特別イベントとして『かわづ春うららまつり』が1週間実施されます。

2012年や2013年は開花が遅れたことから、このイベントが実施されました。


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2014年は2月5日から河津桜まつりが開催

2014年の第24回河津桜まつりの開催期間は、2月5日(水)~3月10日(月)となっています。

公式サイトにてパンフレットを閲覧することができ、そこには河津桜やイベント会場、駐車場や観光地などの情報を記したマップがついています。

河津桜まつりでは、お花見以外にも楽しめるイベントが多数あります。今から少しずつご紹介していきますね。

【オープニングセレモニー】
2月5日(水)9時~10時に、河津桜観光交流館において行われます。ミス伊豆の踊り子などによるテープカットや式典などがあります。

【第4回B級ご当地グルメ大集合!】
2月8日(土)と9日(日)に、河津桜観光交流館の隣にある実行委員会普通乗用車駐車場No.7において開催されます。
静岡県東部や伊豆地区のB級ご当地グルメのお店が一堂に会して実演販売を行うイベントで、今年はエリアをさらに広げ、静岡県内の地域に幅を広げて開催します。

【河津町商工会賛助店 出店コーナー】
期間中は毎日9時~17時まで開催します。河津町民が地場の農作物や海産物、加工品などを販売します。
観光交流館近くの大型駐車場近くに店を構えます。

【伊豆の踊り子と記念撮影】
期間中の土曜・日曜・祝日の10時~15時まで開催します。
笹原公園~かわづいでゆ橋~峰温泉桜トンネルの桜並木歩道間で移動している『伊豆の踊り子』と無料で記念撮影をすることができます。

【河津桜ミニクラシックコンサート】
2月22日(土)・23日(日)の11時と14時に来宮神社にて開催します。
バイオリン・ピアノ・ソプラノの演奏を楽しむことができます。

このほかにもたくさんのイベントが企画されているので、開催日をしっかりチェックして出かけましょう。


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まつりへは電車でも車でも便利!宿を確保しておくと安心

河津桜を鑑賞するなら、『開花情報』のチェックは怠らないようにしましょう。

公式HPでは桜の名所である5地点(ループ橋下、峰温泉会場、河津桜原木、川沿い並木、今井浜会場)についてそれぞれ開花情報を公開しています。

場所と年を選んでクリックするとカレンダーが表示され、その日の桜の写真を確認することができます。
また、1月~3月限定で、24時間音声案内をする『河津桜テレホンサービス』も行っています。

開花情報をチェックしたら、河津桜を見に出かけましょう。ここからは交通についてまとめていきます。


【車の場合】
駐車場の営業時間は8時半から21時となっています。

大型車は日中(8時半~17時)3000円、夜間(19時~21時)は1000円となっています。

また、普通車は日中が500円、夜間が200円となっています。

なお、町内に宿泊する場合は宿で券をもらうことで夜間の駐車料金が無料になります。
桜の見ごろの時期には、平日であっても渋滞が予想されるので、時間に余裕を持って出発しましょう。


【電車の場合】
河津駅で降りたら徒歩で各地のまつり会場に移動しますが、有料のシャトルバスを利用することもできます。
伊豆高原駅からの割引往復切符も販売されるので、電車の方は伊豆急行に問い合わせをしてみましょう。



まつりの期間中は開花状況に合わせて、町内宿泊施設の利用者を対象とした夜桜シャトルバスが無料で運行します。

夜桜や朝桜を目いっぱい楽しむなら、町内に宿泊するのがオススメです。
いろいろな旅行会社が河津桜見学ツアーを企画しているので、そういったものに申しこむという方法もあります。

今年はちょっと早い『お花見』を楽しんでみませんか?


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