ちょっと自動車学校まで。旅行気分で免許ゲット!合宿免許とは?

大学の推薦入学や就職などで進路が決まり、
自動車の運転免許を取ろうとしている高校生も多いと思います。

自動車の運転免許を取る方の多くが通う『自動車教習所』。

住んでいる地域や学校の近くの教習所に通うのも良いと思いますし、
短期集中で免許が取れる『合宿免許』にも注目が集まっています。

ここでは合宿免許のメリットとデメリットを、
私の体験も交えながらご紹介したいと思います。


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ほとんどの人が『指定自動車教習所』で教習を受ける

自動車教習所とは、運転免許を受けようとする者に対して、
自動車の運転に関する道路交通法規などの知識、
そして運転に関する技術を教習させる施設のことです。

多くの自動車教習所では、おおよそ60時間程度の講習カリキュラムが組まれており、
これを数週間から数ヶ月の期間で習得させていきます。

そのため、在校生は自宅から教習所へ通っていくかたちをとりますが、
一部の教習所においては、寮やホテル、旅館といった宿泊施設に泊り込みながら
教習を行う『合宿免許』と呼ばれる合宿教習を行っているところもあります。

自動車教習所には3種類あり、
公安委員会の指定を受けた『指定自動車教習所』、
公安委員会に届出をしている『届出自動車教習所』、
指導や監督を受けていない『指定外自動車教習所』が挙げられます。

新規に普通自動車免許を取得する者のうち95%が指定自動車教習所の卒業生です。

教習は2段階に分かれていて、第1段階の学科教習と技能教習をすべて行い、
試験に合格して『仮運転免許』を受けます。

ここから第2段階に移り、路上で実際に運転して技能を修得したり、
応急処置を学んだりします。

そして、『卒業検定』に合格してから1年以内に、
住民票のある都道府県の運転免許試験場へ行き、
学科試験に合格すれば運転免許証の交付を受けられます。

ちなみに、自動車教習所に通わないと運転免許が取れないわけではありません。


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旅行気分が味わえて、スピーディーに免許が取れる

続いては、合宿免許のメリットについて5つご紹介していきたいと思います。


■(1)免許が早く取得できる

通学の教習所では、自分の希望する時間に教習を受けられなかったり、
キャンセル待ちをしたりなどの時間や手間がかかります。

しかし、合宿免許では入校から卒業日までのスケジュールが組まれているため、
短期間で免許を取得することができます。

オートマチック(AT)車限定の免許であれば最短で14日間と、
とても早いことが魅力です。

■(2)教習にかかる費用が安い

合宿免許のシステムのほとんどがパック料金で、
教習費や宿泊費、食費などもすべて含まれています。

また、補習や再検定、延泊費用などの追加費用を取らない教習所が多いです。

■(3)旅行気分が味わえる

普段の生活圏から少し離れて、宿泊しながらの教習は
ちょっとした旅行気分を味わうことができます。

■(4)人との出会いが魅力

各地からいろいろな人がやってくるので、
さまざまな出会いが魅力です。

新しい友達を作ることで、さらに合宿教習が楽しくなります。

■」(5)プランが選べる

相部屋や友達同士、1人で泊まるプランなど、
予算と希望に合わせて選ぶことが可能です。


以上が、合宿免許の主なメリットであると言えます。

HPや電話、大学生協などでも申し込みを受け付けているので、
興味がある方は検討してみてくださいね。


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私の家では、様々な理由から合宿免許を断念

続いては、私と1つ下の妹の2人が免許を取ったときの経験について
お話したいと思います。

私は大学1年生のGWに地元の教習所(私の地元では『車校(しゃこう)』と呼びます)に入りました。
そのとき感じた主な不満点は次の3つです。

●スクールバスが来ないことがある。
●予定が合わない。
●男性と女性でマニュアル(MT)車の料金プランに差がある。(女性のほうが高い)

特に、スクールバス問題については悩まされました。
指定された時間の15分前にいても、スクールバスが通らないのです!

このため、学科教習やせっかく予約が取れた技能教習をキャンセルすることもありました。

そして、妹は私と同じ教習所ではなく、
友人と合宿免許を望んでいました。

しかし、両親の反対により渋々同じ教習所に入ることになりました。
合宿に関して、両親が懸念した点は次の3つでした。

●地元の道で練習しないと意味がない。
●未成年の娘を宿泊教習させることに抵抗がある。
●まとまった休みが取れない。

しかし、最終時には私も妹も、地元の教習所に入って良かったと思いました。

私の大学は夏休みが特殊だったので、まとまった時間が取れませんでしたし、
いつも行く場所が路上教習のルートになっていたので、とても勉強になりました。

実際、都会と郊外では運転事情が異なっていることが多いので、
地域に密着した教習を受けられたことが最大のメリットだと感じました。

合宿免許はメリットがかなりありますが、
向いている人と向いてない人がいることも事実です。

メリットもデメリットも踏まえた上で、
最適な教習所を選びたいものですね。


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