箱根 阿弥陀寺2014年のあじさいの見頃はいつ?

初夏の楽しみと言えば、あじさいですね。
あじさいの名所と言えば鎌倉が思い浮かびますね。

確かにそうですが、箱根にあじさい寺と呼ばれる
すてきなお寺がある
ことをご存知でしょうか。

その名前は阿弥陀寺(あみだじ)。

今やあじさいと言えばこのお寺とも言われるほどです。
その魅力をさぐりましょう。

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阿弥陀寺

塔ノ沢駅から徒歩20分。
かなり急な山道を登っていくと、ひっそりと山門が立っています。
この辺りは「昼なお暗き」という言葉がぴったりで、まわりはしんとしています。
ここが阿弥陀寺です。

東京の芝にある増上寺の末寺になります。
1609年に開かれました。

境内には7000株のあじさいが咲き、私たちを迎えます。
見ごろは6月中旬から下旬です。

白、青、紫のあじさいが、ぐるりと聖観音像を取り囲む様子を見ていると
とても落ち着いて、やさしい気持ちになっていきます。

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(参考)箱根阿弥陀寺 http://homepage2.nifty.com/amida/

「篤姫」で話題に

このお寺が一躍有名になったのは
数年前に放送された大河ドラマ「篤姫」からとも言われています。

主人公の篤姫ではなく、和宮(堀北真希が演じる)の終焉の地は
ここ、塔ノ沢でした。

阿弥陀寺は和宮の香華院となっているのです。

※香華とは、仏前に供える香と花のこと。
 香華院とはご先祖様の代々の墓碑や位牌を安置し
 日々香華を手向ける寺の意味。

和宮と言えば、32歳の若さで亡くなった
悲劇のヒロインとしても知られていますね。

小さいお寺ではありますが、「和宮の念持仏」や
写真の数々(天璋院篤姫と写っているものもあります。)があり

ここを訪れると
まさに歴史のたからものをみせていただく感覚になります。

もうひとつの楽しみ

阿弥陀寺でのもうひとつの楽しみは、住職さんの琵琶演奏です。

始めたのは10年以上も前ですが、もともとの美声と人一倍の努力により
その腕前は名人級とのことです。

抹茶とお菓子(1000円)を頼むと、琵琶演奏と講和を聞かせてくれます。
混雑が予想される時期は、演奏時間は11時と13時からなど
決まっていることもあるようです。

講和の中身は、耳なし芳一や、和宮の話などだそうです。

琵琶の音色と、話の魅力には本当に感動するそうで
訪れる人々が後を絶ちません。

amidaji

阿弥陀寺へのアクセス

このとても魅力ある阿弥陀寺は
アクセスが多少気になるところではあります。

いずれもかなり急な坂道で、徒歩というよりは
プチ登山と思っていたほうがいいでしょう。

梅雨時なので、水分補給も忘れずにしてください。

あまりに急なためか、タクシーにも断られることが多いので
基本的には歩いていくしかありません。

運転によほど自信のある方以外
車は出来るだけ避けた方が無難です。

寺へ向かう急坂は、男坂と女坂があります

女坂の方は、住職さんが10年以上かけて
ご自分で舗装してくれたそうです。

男坂の方がかなりきつい石段の階段ですが
かといって女坂がらくというわけではないです。

それでも辛抱して登っていくと
参道には多くの石仏が迎えてくれます。

きっと心が休まり、それまでの疲れも
どこかへとんで行ってしまうことでしょう。





阿弥陀寺のあとは

阿弥陀寺であじさいを楽しみ、和宮への思いをはせたら
箱根の名旅館「環水楼」にも立ち寄ってみたいですね。

ここは、和宮が宿泊し、また生涯を閉じた宿として知られ
生前に身に着けていたものなどが大切に保存されています。

宿泊者以外は建物の中を見学は出来ませんが
パンフレットや栞をいただけるかも知れません。

また、あじさいをもっと楽しみたい人は、塔ノ沢の駅に戻り
登山鉄道沿線や、大平台のあじさいの小径を散策するといいでしょう。

箱根のあじさいは一度は堪能したいものですね。
ぜひ阿弥陀寺に行って、心穏やかなひとときを過ごしてくださいね。




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