子ども連れでパウダースノーなスキー場の選び方は?
冬のレジャーとしてスキーを楽しむ方にとって、雪のシーズンは楽しみなことでしょう。寒い地方だと近所でスキーを楽しむことも可能ですが、多くの方はスキー場を訪れてスキーを楽しみます。
それでは、スキー場はどのように選ぶのが良いのでしょうか?
ここでは『スキーレベル』『雪質』『子供連れ』という3つの観点から、スキー場選びについて考えていきたいと思います。
初心者の場合はスキー場選びが特に重要
スキーレベルに応じてスキー場を選ぶことは重要だと言えます。特に、初心者には危険が少ないスキー場がオススメです。
具体的には、次の4点です。
◆傾斜がきつすぎないこと
最大15度以下、平均斜度10度以下のスキー場が良いでしょう。
◆コース幅が広いこと
50m以上、できれば100m以上あると望ましいでしょう。
◆混んでいないこと
混んでいるとその分、他人と接触する危険性も大きくなります。
空いていれば気兼ねなく練習ができますので、上達も早くなるでしょう。
◆レンタル代が安いこと
初心者の場合はスキー板などの道具を持っていない場合がほとんどです。
そのため、ウェアやスキー板、靴などのレンタル代がかかります。
また、そのほかに宿泊代やリフト券代、食事代などの出費があるので、
費用が少しでも安いところを選ぶのがオススメです。
初心者はこれらのチェックポイントを参考にしてスキー場選びをしてみてください。
中上級者はちょっと難しいコースがある場所を選んでみても良いでしょう。
サラサラで滑りやすい『パウダースノー』になりやすい条件は?
初心者はともかく、中上級者になってくるとゲレンデの雪質の重要性に気づくと思います。雪質はスキーのコントロールに大きな影響を及ぼし、特に実感するのが『パウダースノー』と『アイスバーン』です。それぞれの雪質についてまとめたいと思います。■パウダースノー
新雪の中でも特にサラサラの状態を指します。体積の9割以上が空気で、やわらかくクッションが効いています。そのため普段よりも自在に板を操ることができ、突然滑りがうまくなったように感じます。一般的にはパウダースノーに近づくほど『雪質が良い』と言われます。
■アイスバーン
ゲレンデに雪が降らない状態が何日も続き、凍り付いて硬くなった滑走面をこう呼びます。そのような滑走面においては板が滑りすぎてコントロールが困難になります。方向転換やブレーキが難しいため、初心者は避けた方が良いでしょう。中上級者であっても事故につながる可能性が高いので、注意が必要です。
それでは、雪質が良いスキー場はどうやって探せばいいのでしょうか。
パウダースノーになりやすい条件について見ていきます。
■標高
スキー場の標高は気温に直結し、標高が高いほど気温が低くなり、パウダースノーに近づいていきます。一般的には標高1000m以上のスキー場であればパウダースノーが降り積もることが多いようです。
■緯度
これも気温に関係しているので、北に行けば行くほど雪質が良くなると言えます。しかし、日本アルプスのように緯度が高くなくても、標高の高さから上質なパウダースノーが降り積もる地域もあります。
■時期
日本は1~2月にもっとも寒い時期を迎えるので、この時期の雪質がもっとも良くなります。
以上のことをまとめると、『気温の低さ』がパウダースノーにつながる条件だと言えます。
自分たちが楽しむより子供の安全を一番に考える
最後に、子供と一緒にスキーに行く場合についてご紹介したいと思います。子供連れの場合は『キッズパーク』と呼ばれるコースがゲレンデに併設されているスキー場を選びましょう。ここは子供のために安全性を考慮した設計になっていて、傾斜がゆるいことが特徴です。ソリやタイヤチューブなどが備え付けられていることも多く、安心して雪遊びを楽しめます。
また、ここからは子供の年齢に応じた注意点についてまとめたいと思います。
◆0~3歳
夫婦のどちらかは子供と一緒に、ゲレンデふもとのレストハウスに残ることが多いと思います。そのため、昼寝ができる休憩所や託児所が設置されているスキー場を選びましょう。また、託児所を利用する場合は事前に問い合わせ、対象年齢を聞いておきましょう。
◆3~6歳
この年齢になれば、ゲレンデでスキーを楽しむことができます。本格的にはじめるなら、スクールや道具レンタルが充実しているスキー場を選びましょう。
子供の成長は早いので、専用のウェアやスキー板を買い与えるのは避けたほうが無難です。
◆6歳以上
この年齢になれば家族揃ってゲレンデを滑ることも可能です。
子供と一緒にリフトを利用することを考えて、リフト券のファミリー割引や子供割引がある場所を選ぶのがオススメです。
このように、自分のニーズに合わせてスキー場を選ぶと失敗が少ないと言えるでしょう。
このほかにも、温泉や豪華ホテル、学生割引があるスキー場もあるので、メンバーやレベルなどに合わせて選んでみてくださいね!