オメガ3を含む亜麻仁油とは?効能は?効果は?

もともと繊維用として栽培されていた「アマ」。
近年では、その種子を加工した亜麻仁油」が多くの人の注目を集めています。

亜麻仁油は「オメガ3」や「オメガ9」といった人間の体に必要不可欠な
成分を含んでいます。

亜麻仁油にはダイエットやアトピー解消などの様々な効果があり
ドレッシングやサプリメントなどの関連製品も多数販売されています。

ここでは、アマ栽培の歴史とともに亜麻仁油の効能や効果
使用上の注意などをまとめていきます。

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日本では北海道で栽培され、以前は主に繊維用だった

亜麻仁油(あまにゆ)とは、成熟した「アマ」という植物の種子から得られる
黄色っぽい油です。

この油は「乾性油」であり、空気に触れると固まるという性質があります。
食用のほか油絵具のバインダーや木製品の仕上げなどにも用いられています。


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まずは、亜麻仁油の原料となる「アマ」についてご紹介します。

アマ科の一年草であり、「滑胡麻(ヌメゴマ)」や「一年亜麻
アカゴマ」などとも呼ばれています。

比較的寒い地方で栽培されるため、日本では北海道のみが
栽培に適している場所です。

アマ栽培の歴史は北海道開拓の初期にまで遡ります。

江戸時代から明治時代に活躍した、榎本武揚によって栽培が導入されました。
そして、第二次世界大戦中に繊維用として栽培されたのをピークに
1960年代半ばには化学繊維の台頭によって栽培されなくなりました。

そして、2002年に種子を食用にするために、北海道の当別町で栽培が復活
近年では需要の高まりも後押しして十勝地方上川地方にも
栽培が広がっています。

アマは繊維用としても用いられると先ほど述べましたが
アマの茎を使った繊維は「リンネル(リネン)製品」となります。

アマは「アサ」と間違えられることがありますが
アサよりも柔らかく、強靭で上等な繊維です。

フランス語では「ラン」と発音され、女性用下着を指す言葉である
ランジェリー」はアマの高級繊維を女性の下着に使用したことに
由来しています。

そして、繊維が強いため、高級でないものはテントや帆布として
かつて広く利用されていました。

現在では、アサがロープや麻袋などに使われているのに対し
アマは通気性や吸湿性に優れて肌触りが良いことから
高級な衣類などになっています。


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メディアがこぞって取り上げる、亜麻仁油の効果とは?

近年では健康効果が高いことから、亜麻仁油が各メディアで
取り上げられることが多くなりました。

亜麻仁油は「オメガ3」や「オメガ9」といった
人間の体に必要不可欠な成分を含んでいます

特に、人間の脳に健康効果があるとされていて
「脳神経」や「視神経」を正常に働かせる効果があると言われています。

続いては、その他の効果についてご紹介していきたいと思います。

■・1つめの効果は、「アトピーに効く」ということです。
 母乳を卒業した赤ちゃんが、離乳食に切り替えたとほぼ同時に
 肌に湿疹などができることがあります。

 これはオメガ3が不足していることが原因とされていて
 そのまま放っておくと「アトピー」と診断されることも多いようです。
 そうならないために、ここで亜麻仁油の出番です。

 亜麻仁油を飲むのはもちろん、肌に直接塗るという方法も効果的で
 子供だけでなく大人のアトピーにも効果があると言われています。

■・2つめの効果は「ダイエット」です。
 「油=太る」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。

 亜麻仁油が直接脂肪を燃やすということはないのですが
 他の一般的な食用油と比べ、血糖値を抑制する効果を持っています。

 また、脂肪が体内に蓄積されにくいという性質もあるため
 結果的に「他の油より太りにくい」と言えます。

 そのため、使用する油を亜麻仁油に切り替えることにより
 ダイエット効果が期待できます。

 ただし、他の油と比べて高価なため、すべての油を亜麻仁油に切り替えるのは
 家計の負担になりそうです。

■・3つめの効果は「コレステロールの排出」です。
 亜麻仁油には様々な健康成分が配合されていますが
 中でも注目すべきなのが「コレステロールがゼロ」という点。

 コレステロールは人間の生命維持活動に必須ではありますが
 必要以上に溜まると様々な健康被害を引き起こします。

 しかし、亜麻仁油を摂取することで
 コレステロールの排出を促すことが可能なのです。


成分を無駄にしないために!亜麻仁油を使用する際の注意点

今までは亜麻仁油の効果についてご紹介してきました。
ここからは、亜麻仁油を使用する場合の注意点についてまとめたいと思います。

■・1つめは「摂取量」です。
 亜麻仁油には様々な効果がありますが
 「油」であることには変わりありません。

 そのため、摂取しすぎてしまうとカロリーオーバーになってしまい
 逆効果になります。

■・2つめは「保存法」です。
 亜麻仁油は一般的な食用油と比較して
 非常に劣化するスピードが速いと言われています。

 そのため、保存法を間違えると成分が壊れてしまう恐れがあります。

 そこで、開封前は風通しの良い冷暗所に保管しておき
 開封後は数週間以内に使い切るようにしましょう。

 また、大きなボトルで買うのではなく
 小さなボトルで何本も買うようにするのも効果的です。
 そうすることで、大切な健康成分を壊さずに摂取できます。

■・3つめは「熱を通さない」ということ。
 熱を通すことでせっかくの成分が破壊されてしまうため
 直接飲むかドレッシングにして使う方法がオススメです。


最近では、亜麻仁油を使った製品も数多く販売されています。

サプリメントやドレッシングなどが販売されているので
自身の好みやライフスタイルに合わせて
最適な方法で亜麻仁油を摂取してみてくださいね!



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