セラミドって乾燥肌に効きそうな化粧品のイメージ 実際は?

化粧品のCM等でよく聞く「セラミド」という言葉。なんとなく、乾燥肌に効くというイメージですが、それ以上詳しいことは知らない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、セラミドについて解説をし、化粧品を選ぶ際の注意点についてもお教えします!



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Photo by (c)Tomo.Yun



セラミドってどんなもの?

セラミドは肌の細胞同士を接着させる働きを持っています。スポンジのように水分や油分を溜め込むことができる「細胞間脂質」のひとつとして数えられています。

赤ちゃんの肌はセラミドがたっぷりありますが、加齢に伴って減少していきます。これにより、肌の水分量が減ってしまい、ハリツヤがない肌になってしまいます。これが不足するとエイジング対策の化粧品も効果を十分に発揮することができないのです。


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セラミドを意識した日常生活とは?

日常生活の中でセラミドが失われる危険性大なのが、「洗顔」なんです!セラミドを減らさないためには、しっかりと泡を立てて優しくなでるように洗顔すること。肌表面のバリアまで取ってしまわないよう、なるべく短時間で済ませるようにしましょう。

また、食事からセラミドを摂ることも可能です。色が濃い野菜や、こんにゃくやごぼうなどの黒い食品には特に含まれています。ただし、食事で得たセラミドが実際にどのくらい吸収されるかに関して、まだ研究結果は出ていません。したがって、現時点では肌から吸収させるほうが効率的であると言えます。

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セラミド対策!化粧品の選び方

最近では、DHCやヒフミド、キュレルなどの様々なメーカーからセラミド化粧品が発売されています。化粧品を選ぶ際に、何から作られたセラミドなのかをきちんと確認し、成分表示をよく見ましょう。「セラミド」と表記される化粧品は、次の3タイプの原料に分類されます。

■(1)天然セラミド
こちらは動物や植物などの天然成分から作られています。肌に浸透しやすいのがメリットですが、価格が高くなりがちな点がデメリットです。

■(2)活性型セラミド
人の肌にあるセラミドと100%同じ割合で合成されたのがこちらのタイプ。天然セラミドと同じ効果が期待でき、安価で安全な原料です。

■ (3)擬似セラミド
厄介なのがこちらのタイプです。セラミドによく似た分子構造を持ってはいるものの、まったくの別物なのです。メーカーが独自に「○○セラミド」との呼称を使用しているため、注意が必要です。

このように、セラミド化粧品には3タイプの原料が使われています。擬似セラミドに関してはセラミドとは別物であるため、成分表示に「セラミド」表記が使えず、化学物質名になります。商品名にだまされず、小さな成分表示までチェックをしましょう。

適切な方法でセラミドを補給して、いつまでも若々しい肌でいたいですね!


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