あなたは大丈夫ですか?むずむず脚症候群とは?

皆さんは『むずむず脚症候群』についてご存知ですか?
最近では健康番組やインターネットなどで紹介されているので、少しずつ浸透してきています。

これは、横になったりじっとしていたりすると、脚などに不快感が現れる病気です。
放っておくと日常生活をするのが困難になる危険性もありますので、注意が必要です。

ここでは、むずむず脚症候群を自分で改善する方法や、病院での検査・治療法などについてご紹介します。


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原因は明らかになっていないが、日常生活に多大な影響を及ぼす病気

『むずむず脚症候群』とは、身体末端の不快感や痛みによって特徴付けられた慢性的な病態を指します。『レストレスレッグス症候群』や『下肢静止不能症候群』とも呼ばれています。

あまり知られてはいませんでしたが、健康番組やインターネットなどにより、最近では浸透しつつあります。
欧米人に比べると日本人は比較的患者数が少ないと言われていますが、治療が必要だと思われる患者は約200万人いると推定されています。

名前からもわかるように、じっとした姿勢や横になった姿勢において、主に下肢の部分に『むずむず』・『じっとしていられない』・『かゆい』といった感覚が現れるのが特徴です。

また、『針で刺すような』・『火照るような』といった感覚が現れる場合もあります。
そして、この不快感や痛みなどが下肢や腰、背中や腕などに出現するため、患者はこれを抑えるために常に脚を動かしたり身体をさすったりしなければならない状況に追い立てられます。

また、患者の3分の1には、週に2回以上、中等症から重症の症状が起こります。特に夕方から夜間にかけて症状が増強するという特徴があり、睡眠障害の原因となります。
そして、日常生活に多大な影響を及ぼすため、ストレスなどから『うつ病』を招くこともあります。

さて、むずむず脚症候群の原因についてはまだ明らかにはなっていません。有力な説としては、脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの機能障害や鉄が関与しているというものがあります。
ドーパミンはさまざまな運動機能を潤滑にする働きをし、鉄はドーパミンを作るのには不可欠な物質です。そのため、鉄の不足によってドーパミンがうまく合成されず、症状を引き起こすのではないかと考えています。

むずむず脚症候群は、『原因がはっきりわからないもの(一次性)』と『ほかの病気や薬などが原因となって起こるもの(二次性)』の2つに分けられます。
二次性の場合は、慢性腎不全や妊娠、糖尿病、パーキンソン病などが原因だと言われています。


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生活習慣を見直せば、症状の改善が期待できる

続いては、病院に行かずにむずむず足症候群を改善する方法についてお伝えします。

むずむず脚症候群は、生活習慣を見直すことにより症状の改善が期待できます。それでは、どのような点に注意をすれば良いのかについてお伝えしたいと思います。


・カフェインやアルコール、喫煙を避ける
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインは、不快感を強くするだけでなく、眠りを浅くすることがあるので摂取をできるだけ控えたほうが望ましいです。
また、アルコールや喫煙も症状を悪化させることが知られています。

・鉄分を補充し、バランスの良い食事を心がける
鉄の欠乏が症状を引き起こす一因だと考えられているので、鉄分が豊富なレバーやほうれん草、アサリやイワシなどを積極的に取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。また、サプリメントで鉄分を補給することも効果的です。

・ストレッチやマッサージを習慣にする
規則正しい生活を心がけ、ウォーキングなどの軽い運動をすると良いでしょう。
また、就寝前にストレッチやマッサージなどで筋肉をほぐすことも効果的です。


このように、生活習慣を見直すことによって症状の改善が期待できます。しかし、これを行っても症状が一向に改善しない場合は、医師の診察を受けましょう。


それでもダメなら病院へ!何科に行けばいいの?

むずむず脚症候群で病院に行く場合、何科に行けば良いのでしょうか?

これは筋肉や皮膚の病気ではなく、中枢神経に関係する病気であるため、
睡眠専門医や神経内科医に相談しましょう。

病院に行くと、まずは問診で現在の症状やこれまでにかかった病気などについて聞かれます。診断基準には4つのポイントがあります。

■(1)脚に不快感や違和感があり、じっとしていられず脚を動かしたくなる
■(2)その不快感や脚を動かしたい欲求は、座ったり横になったりするなど
   安静にしているときに起こる、あるいは悪化する
■(3)その不快感や脚を動かしたい欲求は、歩いたり脚を動かしたりすることで改善する
■(4)その不快感や脚を動かしたい欲求は、日中より夕方や夜間に強くなる

また、ほかの病気と区別するために検査を行うこともあります。睡眠の状態や睡眠中の身体機能を測定する『終夜睡眠ポリグラフ検査』や貧血や鉄欠乏などを調べる『血液検査』などです。

そして、治療としては生活習慣の改善はもちろん、適切な薬物治療を行っていきます。ドーパミンの働きを補う薬剤や、てんかんの薬などが治療に使われています。

身体の不快感でお悩みの方は、もしかしたらむずむず脚症候群かもしれませんので、症状が気になった場合は医療機関を受診してみてくださいね!





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