スーツケースの破損を防ぐには?機内持ち込みサイズが◎

ゴールデンウィークが近づき、海外旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。航空機を使った旅行に欠かせないのが『スーツケース』です。しかし、空港で預けた後にひどい扱いを受け、受け取るときに破損していた…なんて話もよく耳にします。

そういったトラブルを避けるために、『機内持ち込みサイズ』の小型スーツケースを利用する方が増えてきています。大きさに制限があるのが欠点ですが、最近では容量が多いタイプも登場してきました。

ここでは、日本におけるスーツケースの歴史や、購入する際のチェックポイントなどについてご紹介していきます。



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写真素材足成


海外旅行客の増加に伴って、日本でもスーツケース市場が拡大

旅行用のかばんの一種である『スーツケース』。
主に平たい長方形の硬質プラスチックやビニール、革などで作られています。片側に取っ手がついており、たいていスーツなどの衣類やその他の旅行道具を運搬するのに便利なようにできています。そして、二枚貝のように蝶番で開き、鍵がかかる仕組みです。

また、現在においてはほとんどのスーツケース小型の車輪がついていて、伸縮する取っ手や引っ張るのに便利な革紐がついている場合もあります。こういったものは特に航空機を利用した旅行の際に使用されていて、『トローリーケース』と呼ばれます。また、引きずって持ち運ぶ際の音から『コロコロ』や『ガラガラ』とも呼ばれます。

スーツケースが日本で一般的になったのは、海外旅行の普及と大いに関係があります。日本においては海外旅行自由化が1964年4月に始まりました。当時は外貨の持ち出しに条件がありましたが、旅行会社が共同で企画したハワイツアーなどが催行されました。

そして、同年9月には日本のエース株式会社と米国のサムソナイト社との技術提携が成立しました。そして、『日本人の所得水準にあったスーツケースを』とのコンセプトの下に試作が重ねられ、ついに1967年3月に『デボネア』という商品名で全国一斉発売され人気を呼びました。

そして、車輪つきのスーツケースが誕生したのが1972年でした。海外旅行者が急増していったため、スーツケースの市場も急速に拡大していきました。そして現在では、旅行者のニーズに応えた個性的なスーツケースが多数発売されています。


価格・軽さ・丈夫さの3つがポイント!

現在ではさまざまなスーツケースが店頭に並んでいます。しかし、そのことがかえって消費者を悩ませている現状です。

ここからは、スーツケースを初めて購入する方のために、スーツケースの選び方についてまとめていきます。そのポイントは以下の3つです。

・価格
商品を選ぶ際にもっとも重視するのがこの点なのではないでしょうか。1万円を下回るような格安品は壊れやすいものが多いのでオススメしません。一方で、高すぎるものを買う必要もありません。

・軽さ
国際線に追加料金なしで持ち込める重量は決まっています。そのため、スーツケース本体が重くなればなるほど、中に詰められる荷物の量が少なくなります。そのため、値段が少し高くても軽いスーツケースを選んだほうが良いでしょう。

・丈夫さ
スーツケースは破損することが多いので、『消耗品』として考えられています。そのため、少しでも長く使うために丈夫なものを選ぶのが良いと思います。


機内に持ち込み可能な『小型スーツケース』とは?

航空機で旅行する際、一定サイズ以下の荷物は機内に持ち込むことが可能です。ほとんどの航空会社において、縦・横・幅の3辺の和が115センチ以内(かつ55センチ×40センチ×25センチ以内)の荷物ならば機内に持ち込むことが可能です。ただし、座席数が100席以下の場合はもう少し制限が厳しくなります。

最近では、機内持ち込みサイズの小型スーツケースも店頭でよく見かけるようになりました。ここでは、このような小型スーツケースのメリットとデメリットをご紹介します。

【メリット】
■・壊れにくい
海外の空港では荷物の扱いが乱暴なことがあり、スーツケースが破損して返ってくるケースが後を絶ちません。しかし、機内に持ち込むことによって自分で管理ができますので、故障の危険性が大幅に減ります。

■・荷物を預ける手間がない
荷物を預けたり受け取ったりする時間や手間を省くことができるので、すぐに入国手続きなどに入ることが可能です。

【デメリット】
■・容量が小さい
機内持ち込みサイズのものだと、長くても3日程度の渡航用となりますので、長期旅行には不適です。

最近では、制限に適合しながらも従来の機内持ち込みサイズのスーツケースより容量が大幅に増えた製品も多数登場しています。これらの製品は縦・横・幅の比率を容積が最大になるように計算するとともに、車輪や取っ手などの突起部を減らすことによって大容量を実現しています。

通常のものでは容量は30リットルほどですが、これらの製品は40リットルほどの容量があります。具体的には、協和・HIDEO WAKAMATSUブランドの『マックスキャビン』やエース・プロテカブランドの『マックスパス』、『マックスパスH』、サンコー鞄の『ACTIVE CUBE-SKYMAX』などが有名です。


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協和・HIDEO WAKAMATSUブランド『マックスキャビン』



短い旅行なら機内持ち込みが可能な小型スーツケースを選ぶのが、旅行先でのストレスを少しでも低減できる秘訣であると言えます。

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