新歌舞伎座で注目!こけら落としとは?

最近ニュースなどでよく耳にする、「こけら落とし」という言葉。

この言葉の由来や歴史はもちろん、
最近注目を集めた「こけら落とし」についてもご紹介します。

これを読めば、あなたも「こけら落とし」通になれるかも!?


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こけら落としって何?由来と歴史

こけら落としとは新築や改築された劇場や映画館などで行われる、初めて催される公演のことを指します。

「こけら」とは材木を削ったときに出る木片の事です。建設現場では木片を払うことが最後の作業になるため、完成後初めての公演を「こけら落とし」と呼ぶようになりました。

出演者がとても豪華なので、人気の役者を一目見ようと大勢の人が訪れます。また、喜ばしいことなので演目もそれに合わせて明るいものになることが多いです。

最近ではこけら落としを長期にわたって開催したり、オープンしてから準備期間を経て、こけら落とし公演をしたりするというケースも見られます。

また、こけらは漢字で書くと「杮」となり、果物の「柿(カキ)」と字が似ていますが別物です。旁(つくり)の部分が少し違っていて、「こけら」は縦棒が繋がっていますが、「かき」は鍋蓋に「巾」という字になっています。



1年間のロングラン!新歌舞伎座のこけら落とし

最近のこけら落としと言えば、新しい歌舞伎座を思い浮かべる方が多いと思います。

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今年の4月に東京の銀座に新しい歌舞伎座が開場しました。こけら落としと題した興行が1年間の予定で続いています。

1ヶ月ごとに演目が変わるので、何度も足を運ぶ方も多いようです。

歌舞伎界は2012年には中村勘三郎さんが、2013年には市川団十郎さんが相次いで亡くなった為、この公演の演目にも変更がありました。



歌舞伎以外には?最近のこけら落とし事情

歌舞伎以外でもこけら落とし公演はたくさんあります。

2012年にオープンした「渋谷ヒカリエ」内の「東急シアターオーブ」のこけら落としは、ミュージカルの代名詞とも言える「ウエスト・サイド・ストーリー」でした。

そして2013年の11月に六本木のテレビ朝日の新ホール「EX THEATER ROPPONGI」のこけら落としはロックユニットB’zのライブに決まりました。

B’zは結成25周年を迎え、今までのシングル曲を収録したベストアルバムを6月に発売しました。その中に応募券が入っていて、抽選で選ばれたラッキーなファンだけがこけら落とし公演を見ることができます。

我が家でも応募しましたが、850組1700人という狭き門なので当選する確率は本当にわずかです。

また、2012年には東京と大阪の新しいZeppがオープンしましたが、両会場ともロックバンドのUVERworldが務めました。

また、最近ではスポーツ施設のオープンの時にも「こけら落とし」という言葉が使われがちですが、誤用ではないかという指摘もあります。


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