グルコースで分かる!血糖値と疑われる病名について

グルコースって何?
『ブドウ糖』とも呼ばれ、人間が活動するために必要なエネルギーであるグルコース。

血液中の濃度を測ることで、さまざまな病気の発見が可能です。

その中でも特に関係がある『糖尿病』について触れていきます。



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人間の活動に欠かせない『グルコース』

グルコースとはブトウ糖とも呼ばれていて、それ以上分解されない『単糖』の代表的なものです。

人間を含む、動物や植物が活動するためのエネルギーとなる物質のひとつで、小腸から吸収された後、特に脳でのエネルギー源として利用されています。

果物や蜂蜜・穀物に含まれていて甘みがあります。

また、体内においてグルコースはエネルギー源として重要である反面、高濃度になると有害になるため、膵臓から分泌されるインスリンなどによりその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれています。

また、体内のインスリンが十分に機能しない場合、病的症状が現れてしまいます。



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血液中のグルコースの濃度でわかる、数々の病気

健康診断などの血液検査では、血液中に含まれるグルコース値を測定しています。ここでは、血糖値の基準値と、基準外の場合どのような病気が疑われるかについてご説明します。

まず、グルコースの単位は『mg/dl』で、1デシリットル中に何mgのグルコースが含まれているかを表しています。

血糖値は、空腹時において70~110mg/dlの間が正常であると言われています。そし70mg/dl未満は基準外(低値)であり、特に50mg/dlを切ると重度であると言われています。

血糖値があまりにも低い場合は、『インスリノーマ(すい島線腫)』が疑われます。この病気はインスリンを分泌する細胞にできる腫瘍により、インスリンを大量に分泌してしまい、意識障害を起こします。

反対に、110mg/dlを超えた場合は基準外(高値)となり、126mg/dlまでの軽度・300mg/dlまでの中等度、300mg/dlは重度となります。この場合、『糖尿病』や『慢性肝炎』、『すい炎』などが疑われます。


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グルコースと関係が深い、『糖尿病』の分類

続いては、血糖値に異常があるときに一番疑われる『糖尿病』についてお伝えします。

糖尿病とは、血液中のグルコース濃度がインスリンなどのホルモンによって上手く調節されなくなる病気です。

まずは『1型糖尿病』です。

こちらは、膵臓でインスリンを分泌する細胞が死滅する病気です。こちらは生活習慣とは無関係であることが多く、患者の多くは10代でこれを発症します。インスリンを自己注射によって補充する治療が行われます。

続いては、『2型糖尿病』です。

こちらは、肥満などが原因でインスリンの分泌が低下します。生活習慣や遺伝的な要因で、発症リスクが高まると言われています。また、他の疾患が原因で起こる『続発性糖尿病』や妊娠中に血糖値が異常になる『妊娠糖尿病』などがあります。


病気にならないために。「生活習慣」とはよく聞くけれど具体的には?

一般的に健康診断などで言われている生活習慣とは、食事の取り方、運動をする・しないの習慣、休養・睡眠の取り方、飲酒の習慣、喫煙する・喫煙しないの習慣などをいいます。

病気やその予備軍にはなりたくないですね。

脳(自分の感情・情緒)ではなく、身体(本当に自分のカラダは欲しているのか)の声をよく聞くことが大切と思います。

単に数値だけを気にするのではなく、自分のベストな体調を普段からよく知っておき、それを維持し、毎日を楽しく過ごして行くのが私の健康法です。



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